けもフレ5話に学ぶITプロジェクト成功の秘訣!?


★はじめに

こんにちは、株式会社ITヒーローの沢木です。

今回は、けものフレンズAdvent Calendar 2017と言うことで、
「けもフレ5話に学ぶITプロジェクト成功の秘訣!?」をやっていきたいと思います!


私は日頃あまり泣くこともないような寂しい人間なのですが、けもフレ5話を観終えた時にはポロッと涙が流れていました。


何故でしょうか。


それは、チームが一致団結して目標を達成することの素晴らしさに心打たれたからです。こんな会社を私も作りたいと強く思いました。


私がITプロジェクトの成功に向けて勉強してきた知識をベースにストーリーを解釈するとどうなるか。実際にやってみました。ぜひお付き合いくださいませ。




5話あらすじ
ヒトの姿になった動物たち。体のサイズが変わったことで、家に困る者もいるようだ。アメリカンビーバーもその一人。人間でいうログハウスのような家を作ろうとしていたが、用意していた木材は、通りかかったジャパリバスがぶつかられて湖の中に。お詫びにサーバルたちは家作りを手伝うことに。





解説
-----(1) 目標を決定する。
5:12~ 家づくりを手伝うことが決定。



-----(2) プロジェクトを始める。
11:23~ プレーリーのお願いに対して、サーバルは本来の目的である「木材集め」を優先することを提案をするシーン。
→意外とできないのが、この優先事項を忘れないこと。結構雑談していたり、プロジェクトが行きつまっていたりすると、目的を見失うものです。


12:00~ ビーバーがプレーリーに木の削り方を教育する。
適切な人材教育をすると作業効率が上がることのいい例。結果的にビーバーの負担も減って作業効率大幅アップです。


13:37~ とりあえずやってみるシーン。
何の計画もなしに作業を始めているので失敗するのは目に見えているのだが、プレーリーの能力がこの土に対して有効かを確かめるPoT(Proof of Techich)の狙いもある。


14:11~ 作業時間を貰うシーン。
現実だと意外とできなかったりする。感覚や嘘で「はい」と言ってしまうと、後々取り返しのつかないことになる。「プレーリーを見て戻ってくるまでの間」と時間を決めていることと、その間に別の作業をお願いしているのも参考にしたい点。


14:28~ プレーリーが埋まっているシーン。
実際のプロジェクトでは作業者が道を踏み外してスパイラルに陥ることは多々ある。定期的に監視して、助けてあげるのは重要。


15:38~ 模型作りを提案するシーン。
ビーバーの脳内にある設計図が有効かどうかを確かめるPoC(Proof of Concept)ができる。プロトタイプ開発にも取れる。


16:06~ かばんちゃんが助言するシーン。
ちょっと指示が曖昧なところが次のシーンに繋がる。


16:14~ 模型の模型を作ろうとするシーン。
技術者はこだわりすぎるところがある。納期も予算もあるので、うまく軌道修正をしてあげる。


16:18~ 相変わらず埋まってるシーン。
指示が曖昧だった結果でもある。例えば、掘る前に戦略をかばんちゃんと共有して、OKが出たら掘り始めるなどの対策ができたはず。


16:24~ 納得できないシーン。

エンジニアとしてこだわるのはわかるが。やはり、QCD(Quality Cost Delivery)は頭に入れておかなくてはならない。かばんちゃんたちが気付いてあげたいところだった。


16:27~ 寝ているシーン。
そりゃ無闇やたらに働いてたら疲れる。労働は頭を使って効率よくやらなくてはならない。やはり、掘る前に戦略を決めて入れば、PDCAも早く回せたであろう。


16:30~ 二個目の模型のシーン。
結局模型を二個作ってしまった。一個めの模型でサーバルたちの感想を取り入れられればもっとブラッシュアップできていたであろうと考えると、少し効果の薄い作業をしてしまったことになる。一つ一つの作業になるべく意味をたくさんつけていきたいところ。


16:46~ 情報共有のシーン。
昼食でお互いの仕事について情報共有するようなものだろうか。これを見ると、ちゃんと職場の人とご飯を食べる機会も設けなきゃいけないなあと思う。処世術という見方も。


17:08~ 二人で一緒に作ることを提案するシーン。
こればかりは閃き。こういうアイデアを出せる人は本当に重宝される。日頃の観察や情報収拾の賜物だろう。


17:27~ 方針を決めるシーン。
ここは完全なるブレスト(Brain storming)。とにかく相手の意見を否定せず、どんどん意見を出して膨らませてゆく。解決策の幅を狭めないために非常に重要。


17:41~ どんな家にするかのシーン。
「あみあみの家」と「穴」をアウフヘーベンさせた、「穴から入れるあみあみの家」に決定。基本的にみんな前向きで良いね。設計が全て。


18:32~ 家づくりを開始するシーン。
この時点で明確に役割分担ができてる。ここまでくるともう成功したようなもの。
経営者(?): サーバル
リーダー: かばんちゃん
設計者: ビーバー
作業者: プレーリー


19:43~ 「あんまり出番ないね」
これくらい現場に明確なコンセプトを落とした上で作業を任せられれば、経営者は次の作業に移れる。ここで注目したいのは、サーバルが家づくりのノウハウを持っていないこと。必要な人材を集められたサーバルの貢献度は大きい。


-----(3) 目標が達成されたか確認する。
19:58~ 「できたー!」
あとは品質テストなど。ドアの開け閉めは耐久テストかな(違う)。あれだけ設計をしても、最後の最後で、「ここに寝転がれる場所が欲しくなるね」と言ってベッドを作るが、これは結構難しいところ。品質を確保するために必要であればやるが、やらないことの方が多いだろう。

20:41~ 「立派な家ができた」
クライアントがそう言うのだからそうなのだ。お疲れ様。僕は感動した。



個人的に好きなシーン
09:24~ プレーリー式の挨拶。
僕もされたい。






★おわりに
以上になります。
まだ他にもあるかと思いますので、「こういう考えもあるんじゃない?」とコメント頂けると幸いです。ありがとうございました。










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